SUUNTO AMBIT3 PEAKを購入。しかもGARMIN ForeAthlete 910XTJの代わりに。


表題の通り、ForeAthlete 910XTJの代わりにAMBIT3 PEAK を購入した。

2012年に販売されていたForeAthlete 910XTJは正直なところ一世代前の位置づけだ。
そこから買い換えたいと思っている人も多くいるだろう。

ただ、ぼくの場合人と違うのが、1月にヤフオクでForeAthleteを購入してからAMBITを購入したというところ。
そして、 ForeAthleteは無事に再出品され旅立っていきました。

さて、そもそもAMBIT3 PEAKについて、分かっているようで分からない人も多いのでは?
何しろメーカー説明(日本語の)がよく分からない。
自転車をやるようになってもトライアスロンをやるようになってもGARMINしか知らなかった自分としてはSUUNTOって所詮登山用ウォッチでしょ、という認識しかなかった。
(でも今考えるとPowerTapのBLE対応ってAMBIT3がBLE対応ANT+非対応となったからなのか、と妙な納得をした)

そんなSUUNTOのAMBIT3が良いらしいよ、と聞いたのはトライアスロン仲間から。
そしてちょっと調べてみると確かに面白いし魅力的だった。
ハッキリ言って、910XTJを使いこなしていたわけじゃないから機能的な違いはAMBIT3とどれだけ違うのかは分からない。
910XTJでもトライアスロンのロングディスタンスで戦うには十分のスペックだったと思うし、不便はなかったはず。
しかし、AMBIT3 PEAKにしてみて良かった点というのは挙げられる。

まずBLE(Bluetooth Smart)対応。
その代わりにANT+非対応なのだが、ANT+なんて閉鎖的な規格に対応していなくても困らない(実際はBlueSCをなくしていたり、PowerTapはANT+だし困る)。
BLE対応でiPhoneとベアリングでき、トレーニング状況がiPhoneで表示でき、そのままGarminでいうところのConnectのようなワークアウトSNSにアップロードも可能。
iPhoneとベアリング出来るのでWahooのRFLKTのようにAMBIT3の表示画面をiPhoneから編集可能。
さらにワークアウトプランをiPhoneで設定してAMBIT3に同期させられる。

つまるところ、BLEに対応してくれたというところで様々な恩恵があるということ
Wahoo RFLKTでその恩恵には預かっているけど、ウォッチの設定をiPhoneでできるというのは非常に助かる。(RFLKTの表示方法はiPhoneでカスタム出来る。非常に使いやすい)
しかもトライアスロンで使う場合、競技だけでも3種目あるわけだから3種目分の設定をしなきゃいけない。設定してその後も調整もしたくなるでしょう。
そういうときに正直、3つとか4つしかないボタンをポチポチ押すのは本当に疲れる。
それだけで素晴らしいってのもどうかと思うが、ポイントは高い。

また、細かな設定がiPhone上で可能というところも良い
特にワークアウトプランをiPhoneで設定できるのはかなり分かりやすくて良い感じ。
例えばインターバルトレーニングをしたいと思ったら下記の画像のような設定をすればOK。


ADD STEPで項目を追加でき、ADD REPEATでリピートを作成できる。
これでいうと最初に5分120-130bpmでのウォームアップというステップを作成し、次にさらに5分のウォームアップ
その次にリピートが作成されており、リピートの中には1kmを3:45-4:00で走るステップと130bpmまで回復させるステップが並ぶ。これを8回リピート。
最後にクールダウンのステップがある。
こういうワークアウトプランも設定が簡単。
簡単なので様々な想定で作れるのが嬉しい。
もちろんワットの設定も出来るのでパワートレーニングも管理できちゃう。

なかなかパワトレが面倒だったのもワークアウトプランが管理できればやりやすいし、普段適当だったペース走やインターバルもやりやすい
そしてハートレートモニターも長らく使っていなかったが、ワークアウトと一緒に管理できるなら使っても良いかと思える。

そこで、肝心のサイコンとして使う場合のBLE機器ですが、兼ねてからBLEに対応していたWahooのスピードケイデンスセンサーが良いかと。
既にこのブログでもレビュー済み。

また、PowerTapですが、パワーキャップを交換することでBLEに対応します。
AMBIT3がPowerTapに対応していることも海外のブログでは既出。
BLE対応パワーキャップはWiggleで購入可能。

またAMBIT3の箱の裏にはWork with STRAVAとの記載があったので、何かなと思ったらSUUNTOのMovescountをSTRAVAと連携しておくとSTRAVAにアクティビティ( SUUNTOだとMOVEと呼ぶ)が自動的にアップロードされるよ、くらいのことらしい。
実際連携できる外部サービスは幾つかあって、ぼくはSTRAVAとTraining Peaksに連動させておいた。
それによって思わぬ恩恵に預かれたというのもまたそのうち後述しよう。







また、画期的なのがこのハートレートモニター。
そもそもBLE対応のハートレートモニターというのがそんなに沢山存在するわけではない。
BLE対応であるというだけでなく、機能的に斬新なのがこの機器自体に記憶装置があり、約2時間のハートレートを記録しておけるというところだ。
なので、スイム中にウォッチと同期させた後に、ウォッチを離れたところに置いておいてもベアリングした瞬間にこれまでのハートレートをウォッチに同期してくれる。
これの何が凄いかって言ったら、スイムトレーニング中にウォッチをしているとあーだこーだ怒られてまともにトレーニングも出来なかったのが、ウォッチをしていなくてもハートレートで運動強度を測ってくれるよっていうことだろうか。

とはいえ、ぼくはスイム中にハートレートモニターをつけて泳げるほど格好を気にしない人じゃないからちょっと厳しめ。
ラッシュガードでも着て泳げば別かもしれないけど・・・。

最後に、トレーニングで使ってみた感想を。
まだトライアスロンで使っていないので、そのレポートはまたしたいと思いますが、単純にランニングやサイクリングで使った感想としては非常に使いやすい。
それは事前に表示させたい内容をiPhoneを使ってカスタマイズしているから、自分の好みの設定ができているっていうのも一つ。
そしてGPSを掴む速度も910XTJとは比較にならないくらい早いというのも一つ。
そしてトレーニング終了後にiPhoneとベアリングさせると自動的にSTRAVAとTraining Peaksにアップされるのも便利(事前に連携する必要あり)。
iPhoneと同期させてモニタ表示させることも出来るのだけど、それはまだ使ったことがない(というか使う必要を今の所感じていない)。
ただモニタとして使うためだけという意味で言えばiPhoneのBLE対応機種をSIMなしでも良いから使用すればモニタにはなるけど。

トレーニングウォッチでこれまで不便だったところが色々と解決されていて、さらにGarminでは極端に遅かったGPS取得も早い。
山奥で使った時でさえ早かったし、都内はもちろん早かった。
これからのアップデートでハートレートを計測して体調を分析できる機能もついたりするらしく、ソフト面での充実も面白い。
様々な公式、非公式のアプリを組み込むことでペーサーを設定できたり、今走っているタイムだとフルマラソンで何分のペースになるかを表示できるというのもまた面白い。

正直、多機能という言葉以上に多機能なトレーニングウォッチで使いこなすのも一苦労な感じもするけど・・・
まあ色々な使い方ができるっていうことは悪いことじゃない。
使い方は人それぞれで、シンプルに使うもよし、ちょっとこだわって使うもよし。
ということで、ちょっと色々とこだわって使ってみようかなと思っています。
特にアプリ機能は色々と掘り下げてみようかな?

またそのうちレポでもします。

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