日本でもようやく一般化してきた気がするWahoo。
いち早くiPhoneにANT+センサーを接続し、サイコンとしての運用を可能にしてきた先駆者が送り込むBLEベースのスピード、ケイデンスセンサーを購入。
これまでのiPhoneをサイコンとして使ってきた経験から、iPhoneはサイコンとして使うにはバッテリーが足らなすぎるため実は不適合という問題に直面していました。
しかも、iPhone 5以降導入されたLightningケーブルのコネクタにこれまでのANT+アダプタは対応しておらず、Apple純正の変換コネクタを使用しなければいけない始末。
物をなかなかなくさない私ですらあのANT+アダプタと変換コネクタのダブルパンチはどこへいなくなったのか遠征の度に分からなくなる始末。
そんな問題をアッサリ解決してくれる?のがこのBLUE SC
。
BLEでデフォルトでiPhone 5以降とベアリングし、Bluetooth Low Enageyの名の通りバッテリー消費もANT+より分があるはずだと思われる。
まだ使用していない時点での話をまず書く。
実を言うとiPhoneをサイコンとして運用する必要があるのかと思い、スマホ全体で考えてみた。
するとiPhoneなんか比にならない駆動時間、大容量バッテリーのスマホを使えばサイコンとして使用するのに耐え得るのではないかと思いついた。
そこで早速検索してみたが、BLUE SCを認識しないという身も蓋もない話が散見された。
そらそうだ、iPhone Poweredと書いてある。
つまりAndroidは知りませんってこと。
確かにデバイスを作る側からしたら単一のOSで単一のUIで単一のデバイスと開発環境の安定しているiOSだけで仕事をする方が楽かもしれない。
逆に言うとGarminなんかは携帯電話メーカーと共同開発という名の下にAndroidベースのサイコンスマホを出したりするほうが余程現実的だと妙に納得した。
話が脱線したが、スマホをサイコンとして運用するなら最早iPhoneの一択となったと言っても過言ではない。
そしてBLE対応のPowertapが意味するところは最早iPhone対応でしかないということだろう。
BLUE SCとPowertap BLEを同時に使う選択肢がiPhoneにしかないのだから。
と考えたらまずBLUE SCを使ってみる決意は出来た。
だいぶ長くなったがレポを。
まずは取り付け。
センサー本体を左側のチェーンステーに取り付ける。
取り付けには付属のゴムリングを使うが、タイラップも付属してくるのでどちらでもOK。
ちなみにRFLKTの取り付けにもゴムリングが付属してきましたが、いとも簡単にゴムが切れたのでBLUE SCも不安でしたが何の問題もありませんでした。
(140km走行時点)
次に左クランクにケイデンスセンサー用のバンドを嵌める。
これが結構作りがタイトなので力技で取り付けます。
9000系Dura-Aceやエアロクランクで果たしてこれは付くのか?いささか疑問に思わざるを得ない。
全部の取り付けが完了したらWahooUtilityアプリで動作チェック。
ケーオツです。
実際の使用感ですが、やはりANT+アダプタを使ってスピードとケイデンスを測るよりも明らかにバッテリーの減りは少ない。
さらに3Gネットワークを切ってしまえばもっと持つのではないかと思いました。
上記のSTRAVAレポートの通り、しまなみ海道往復に無事耐えてくれました。
最終的には向島から尾道港へのフェリーに乗船した瞬間に切れてしまったのですが。
とはいえ、一度もWahoo Fitnessアプリを切らず、RFLKTとの接続も切らず、止まった時に計測を一時停止にするだけで9時間近くを耐え抜いたというのはかなり評価出来る数字なのではないでしょうか?
なかなか140kmのロングライドをのんびり一日かけて行なうことも少ないと思われますし、これはサイコンとして十分役割を果たしたと言って差し支えないでしょう。
先ほども言及した通り、3Gネットワークを切って使えば更に駆動時間は延びますね。
ますますPowertapのBLE対応パワーキャップが欲しくなってきました。
【2014.9.19追記】
その後、順調に使用していたBLUE SCですが、
やってしまいました。
どうやらデフォルトで付属のゴムバンドが切れたか、外れたか、
それとも非常に外しやすいものだったので誰かにパクられたかでBLUE SCを無くしてしまいました。
ちなみにですが、RFLKTに付属してきたゴムバンドも非常に切れやすく、ハンドルバーに付けた瞬間に切れたのを思い出しました。
そこで仕方なくタイラップを使って留めたのを覚えています。
つまり、こういうリスクがあると理解しておかなければならなかった。
タイラップなら切れる心配は殆どないし、パクるのも手間。
しかし、、、
まあ良い勉強になったということでしょう。
Wahoo製品のみならず、ゴムで留める系はとにかく注意ということを強く教えられた出来事でした。。
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